ディベートに勝つコツ

ディベートの始まり

 

ディベートは、チェアマンによるゲーム開始の宣言から始まります。また、この時にチェアマンはゲームに関する諸注意を述べるのが一般的です。続いて、チェアマンの自己紹介が行なわれ、ジャッジ一人一人の自己紹介が行なわれます。そして最後に、ディベータ―が自分の名前と役割担当を提示します。

 

ディベートは肯定側の立論から始まります。まず肯定側がすることは、理念を提示することです。すなわち、何のためにディベートをするのかをはっきりとさせます。その後に定義を行ないます。

 

論題の言葉の定義は肯定側の義務であり権利です。これは非常に重要なことであり、この定義には基本的に否定側も従うことになるので、しっかりと考えることが必要です。

 

続いて、論理展開、訴求点の明確化をするために2~3個のプランをあげ、メリットとデメリットを対比させながら説明をしていきます。

 

肯定側の立論が終わると、否定側の反対質問が始まります。否定側は先ず、立論構造の確認を行ないます。すなわち、相手の立論に穴がないか、立論の立て方に矛盾はないかを確認します。

 

続いて、証拠資料の確認を行ないます。相手の提示した資料に不備はないか、その資料の作成された年は古くないか、正確なデータであるのかを確認します。もしも、相手以上に資料を集めていた場合には、かなり攻勢に出やすくなります。

 

最後は根拠の確認です。立論により立てられたプランやメリットの根拠はなにか、プランの矛盾点などがないかを確認します。ここでポイントになることは、相手の話の要点をメモしておくことや、矛盾点や疑問点をチェックしておくことです。