ディベートに勝つコツ

ディベートの構成

 

先ず、実際にゲームを行なう人たちがおり、彼らは「ディベーター」と呼ばれます。ディベーターはあるテーマにおいて、肯定側と否定側とに分かれて論議を行います。チーム人数は通常は3~5人位です。

 

それぞれのチームは、個人の意見に関係なく、肯定または否定側が与えられるので、肯定でも否定でも、どちら側になっても議論できる用意が必要となります。ディベーターによって行なわれた議論の勝敗を決める役割を持っているのが「ジャッジ」です。その人数は、奇数人であることが一般的です。偶数人であってもよいのですが、その場合にはチェアマンが判定に参加する確立が高くなります。

 

ジャッジは、ディベーターたちの立論、質問応答、最終弁論についてチェックし、ジャッジシートに点数を表示します。もちろん、ジャッジの支持が多いチームの勝利となります。
実際に、ジャッジがチェックしていることとは、大きな声ではっきりと発言できていることや、積極的に質問または応答をしてること、提示された資料や使われた資料が正確な物であることなどです。

 

また、ジャッジは公正で明確な判定をすることに努めなければなりません。したがって、ディベートするテーマの内容についての最低限の知識は持っておくべきです。そして、このディベート全体の進行を務めるのが「チェアマン」です。チェアマンは、試合の始めの宣言から終わりの宣言まで、試合進行のすべての責任を負っています。